ブラインドスキーヤーをサポートする時に |
リフト編 |
《リフト乗車》 初心者のブラインドスキーヤーはリフト乗車に不安を持っている人が多く、経験者の中でも、スキーを滑るのは楽しいけどリフトはいつまで立っても慣れない、という人も見受けられます。特にリフト乗車口付近にBGM用のスピーカーが設置されているところでは声が聞こえにくくなるため、注意が必要です。 [乗車前] 1. リフト乗り場の少し手前で止まり、列の混雑状況を説明する。 2. リフトの形状(ペアかトリプルか、高速なのか、右回りか左回りか)などを説明し、不安を取り除いてあげる。 [誘導] 1. すいている場合は、前走者が音源で進行方向を示し、さらに後走者が声をかけて指示する。 2. 場合によっては前走者のストックを端をスキーヤーに持たせて誘導してもよい。 3. 混雑している場合は、前走者と後走者の二人でサンドイッチする形で、逐次声をかけて誘導する。 4. 指示の声は「そのまま真っ直ぐ3m」とか、「左に5歩」「列が曲がるからそのまま右に90度」などとなるべく具体的に伝える。 [乗車] 1. サポーターはリフトの外側になるように乗車するのが原則ですが、係員が手伝ってくれる場合は、その反対側になるようにします。 2. リフトが近づいてきたら、「そろそろ乗るよ〜〜、ハイ!」と声をかけて乗車します。 3. 乗車中は、ゲレンデ状況の変化を伝えたり、指示の仕方について話し合ったり、情報交換の時間として有効です。 4. 降り場が近づいてきたら、一つ前の支柱辺りで「そろそろ降りるよ」と声をかけ、降りたあとの進行方向を指示しておきます。 5. 降りる際はスキーヤーの肘を持ち、一緒に立ちあがります。ストックや板が引っかからないように気をつけてください。 |